はじめに
SNS投稿に欠かせないと思われていたハッシュタグ(#)。しかし、各プラットフォームのアルゴリズムやユーザー行動は近年大きく変化しており、「とりあえずハッシュタグをつける」という習慣が、むしろ投稿の質を下げているケースもあります。
この記事では、Facebook・Instagram・X(旧Twitter)それぞれの最新状況を、Instagram公式アプリ内通知・Meta公式ブログ・業界調査データをもとに整理します。
Facebook:ハッシュタグの効果はほぼない
Facebookは、他のSNSと比べてハッシュタグの効果が著しく低いプラットフォームです。
Facebookのアルゴリズムは、ハッシュタグによるコンテンツ発見よりも、友人・知人との関係性を基準に投稿を表示する設計になっています。
実測データを見ると、その傾向は明確です。
| ハッシュタグの数 | 平均エンゲージメント数 |
|---|---|
| 1個 | 593件 |
| 3〜5個 | 416件 |
| 6〜10個 | 307件 |
| 10個超 | 188件 |
(出典:Search Logistics, Hashtag Statistics 2026)
Metaもこの点を公式に認めています。Meta公式ブログ(about.fb.com、2025年4月)では、「過度なハッシュタグを含む投稿はスパム的コンテンツとみなし、そのようなアカウントのコンテンツはフォロワーにのみ表示される」と明示しています。
FacebookではハッシュタグなしのシンプルなテキストとFacebook ページへの投稿が最も有効です。ハッシュタグに時間をかける必要はありません。
Instagram:2024年末に大きな仕様変更があった
Instagramでは、2024年12月13日に重要な変更がありました。ハッシュタグをフォローする機能が廃止されたのです。
これまでは、ユーザーが特定のハッシュタグ(例:#公明党)をフォローすると、そのハッシュタグがついた投稿がフィードに表示されていました。この仕組みにより、フォロワー以外のユーザーへのリーチが可能でした。
しかし現在は、フォロー済みのハッシュタグの投稿はフィードに表示されなくなっています。
Instagramはこの変更をプレスリリースではなく、アプリ内通知のみで告知しました。その通知には次のように記されています。
「We’re removing the ability to follow a hashtag on Instagram. You will still be able to use hashtags in your posts and search with a hashtag to discover related posts. We’ll continue to show you posts that are relevant to your interests via recommendations in Feed, Explore, and Reels.」
(ハッシュタグをフォローする機能を削除します。投稿へのハッシュタグの使用や、ハッシュタグ検索による関連投稿の発見は引き続き可能です。フィード・Explore・Reelsでのおすすめ表示は、あなたの興味関心に基づいて継続します。)
(出典:Instagram公式アプリ内通知。Social Media Today, 2024年11月17日報道により確認)
現在のInstagramは、AI主導のレコメンデーションによって投稿が発見される仕組みへ移行しています。つまり、ハッシュタグよりもコンテンツの質そのものが重要になっています。
ハッシュタグは検索機能やExploreページでの発見に一定の役割は残っていますが、以前のような「ハッシュタグをつければリーチが伸びる」という効果は期待できません。
Instagramでは、ハッシュタグよりも投稿の内容・写真・動画の質を高めることに注力することが重要です。地域名や活動内容をキャプションのテキストに自然に含めることで、検索への対応も可能です。
X(旧Twitter):唯一、限定的な効果が残っている
3つのプラットフォームの中で、ハッシュタグが現在も有効に機能しているのはXのみです。
Xでは、特定の話題やイベントに関連したハッシュタグを使うことで、その会話に参加し、フォロワー以外のユーザーに投稿を届けることができます。
ただし、使いすぎは逆効果です。1〜2個の関連性の高いハッシュタグが推奨されています。
(出典:American Marketing Association, “Hashtags in 2025”, 2024年12月)
国会審議・政策議論・地域イベントなど、タイムリーな話題に言及する際に1〜2個を使うのが適切です。すべての投稿に機械的につける必要はありません。
まとめ:プラットフォームごとの推奨
| プラットフォーム | ハッシュタグの現状 | 推奨 |
|---|---|---|
| ほぼ効果なし・多用でエンゲージメント低下 | 使わなくてよい | |
| フォロー機能廃止・AI推薦へ移行 | なくても問題ない | |
| X | 会話参加・発見に限定的な効果あり | 使うなら1〜2個 |
| 公式ページ | SNSではないため無意味 | 不要 |
Musubiの対応
この状況を踏まえ、Musubiの整形出力ではハッシュタグ記号(#)を出力に含めない仕様に変更しました。
文中にハッシュタグがある場合(例:「#大橋町で活動しました」)→ #を外した語句をそのまま本文に残します(「大橋町で活動しました」)
文末にまとめて並んでいるハッシュタグ → 削除します
各SNSでハッシュタグを活用したい場合は、Musubiの出力をコピーした後、投稿先のアプリ上で必要なハッシュタグを追加してください。
ハッシュタグ選びに迷う時間が減ることで、投稿本来の内容に集中していただけると考えています。
Musubiチーム


